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「サタデーズチョコレート」札幌のBean to Bar専門店!
チョコレート探検家のチョコレートくん(@pyonkichi11011)です。Bean to Barブームが広がりを見せる中で、最近は北海道と福岡がアツイですね!
今回は北海道・札幌に2015年2月28日にOPENしたばかりのBean to Barチョコレート専門店をご紹介します。
「SATURDAYS CHOCOLATE/サタデイズ チョコレート」
サタデイズチョコレートは、世界各国のカカオ原産国の豆によって作られるシングルオリジンのチョコレートを販売しています。ダークチョコレートは全てカカオ分70%、原材料は“カカオ豆”と“砂糖”のみで統一!
同じ材料配分のチョコレートの中で豆の原産国の違いによって、ワインのようにそれぞれ異なる風味が楽しめるのがシングルオリジン(単一原産国カカオ)チョコレートの魅力です。
サタデイズチョコレートが誕生したキッカケ!
サタデイズチョコレートはオーナーの秋元さんによって誕生したお店。
秋元さんがチョコレート屋をOPENしたキッカケは3年前、アメリカのチョコレートブランド「マストブラザーズチョコレート」「ダンデライオンチョコレート」などの記事を読んだことから始まります。チョコレートがカカオからどのように作られているのかを知りBean to Barの世界に興味を持たれたそうです。
そこからチョコレートの世界を学んでいくと、チョコレート消費国とカカオ生産国との格差にたどり着きました。コーヒーの世界ではスペシャルコーヒーが確立されつつあり「量より質」によって生産者に利益が還元されつつあります。チョコレートの世界でも小規模のチョコレートメーカーが増える事によって「量より質」へ変わって行くと考え、Bean to Barの事業に参入されたそうです。
3つの原産国を食べ比べします!
今回ご紹介するのは、パプアニューギニア、ガーナ、ベトナムの3つの原産国のものです。やはり酸味が特徴的なベトナムは、タブレットの色が他の2種と比較すると明るめです。
ベトナム

豆の焙煎が強めで力強いロースト感! 溶かしていくと酸味が開きだしフルーティーな香りがグンっと広がります。ラストは香ばしく爽やかな余韻が長く残り続ける。
口どけはスムーズでしっかりとコンチング(練り上げ)されています。日本で新規参入されるBean to Bar専門店は粒子感を残したものが多い中、サタデーズチョコレートのものは口どけがスムーズ。
パプアニューギニア


パプアニューギニアが3枚の中で個人的に一番気に入りました。
甘みがたっぷりで、スッキリとした酸味です。
グレープフルーツを思わせる香りや、ジャワ島 カカオで一般的に見られる薫製させたようなスモーキーな風味が全体を包み込みます。
ガーナ(カカオニブ入り)
最後の1枚は僕らの中で一番馴染み深いガーナ産カカオを使ったチョコレート!
そして他の2枚と異なるのは「カカオニブ入り」という点!カカオ豆を焙煎して殻を剥いたものを“カカオニブ”と呼びます。
タブレットの裏面はこんな感じです。可愛らしくニブを散りばめてます。
力強い味わいと、砕けたニブによって広がる花のようなアロマ。
まとめ
3枚とも タブレットの中でカカオが生きていてとても面白いと感じました!お店がOPENしたばかりで製造方法など試行錯誤されている段階ですので、今後さらに美味しいチョコレートに進化する過程が楽しみです。
秋元さんがおっしゃるに、お店の今後の課題はカカオ豆ごとの特性を知り、使いこなすことだそうです。豆によってカカオバターの含有量や特性が異なりテンパリングが難しいそうで、ブルームや気泡が入り何度も失敗されて商品化までに至らないのが現状。また、将来は産地ごとのカカオ農園に訪れたり、近いうちにクリオロ種カカオを使ったチョコレートをBean to Barで作り販売していくという目標もあるそうです。
やはりBean to Bar専門店のチョコレートをOPEN当初に購入して食べるのが楽しいです。今後、進化していくストーリーが楽しめるのですから。マダガスカルも完成したら食べてみたいですね。
ではみなさん良きチョコレートライフを〜
ブランド名 | サタデイズチョコレート |
公式ページ | http://www.saturdayschocolate.com |
商品名 | ベトナム、パプアニューギニア、ガーナカカオニブ |
価格 | 840円(税込)、ガーナカカオニブは900円 |
内容量 | 70g |
購入手段 | 現在は店頭のみ!公式オンラインは準備中 |
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