こんにちは!チョコレート探検家のチョコレートくん(@pyonkichi11011)です。
自らをカカオカカオフェヴィエ(カカオの職人)と名乗るベルギーのショコラティエ「ブノワ・ニアン」。30歳まで製鉄メーカーのエンジニアで働くも脱サラしてショコラティエの道へ。そして、9年ほど前にブノワニアンのブランドが立ち上がりました。当時ベルギーでBean to Barという概念がなかったときから、カカオ豆からバーやショコラを作りたいとという目標があり、2014年にはついに全ての製品Bean toで製造することを確立。
グランクリュ
今回ご紹介するのは5種類のカカオの産地・地域別の独特な風味をショコラで楽しむ詰め合わせ。
2016年のサロンデュショコラや、バレンタインの催事で販売されていた「チュアオ74%」「グラグア村74%」「キューバ74%」「エクアドル73%」「マダガスカル72%」の5種類のタブレットをショコラで再現されてます。カカオ豆の品質に注目される時代の流れで、産地別のボンボンショコラを作られるところもずいぶんと増えてます。その中で自ら販売するタブレットを元に作られるのは、カカオ豆からショコラまでを手がけるブランドだからこそなのだと思います。
仮にブノワニアンのタブレットをご存知でないならば、産地別タブレットとグランクリュショコラをセットで購入しても面白いと思います。タブレットをテイスティングしてアロマの特徴を知り、それが職人の手でボンボンショコラに変わることによってどう産地の特徴が再現されているのか。
では、5種類のショコラをテイスティングしていきます。
マダガスカル
マダガスカル産アンボリカピキィ農園のトリニタリオ種を使用したショコラ。農園の名前を聞いてこちらのブランド名が浮かんだ方は相当なマニアックな方です。
力強いレッドベリー。
一瞬でマダガスカルだと理解できる甘酸っぱい風味です。
柑橘の香りも重なってとても爽やかな後味。
今回のバレンタインシーズンに販売されていたマダガスカルのタブレットは全部で3種類でした。ダーク、ダーク+カカオニブ、塩ミルク。こちらのショコラはダーク+カカオニブを再現するためにトップにニブをあしらったのでしょうか。カリカリした食感を味わうたびに、ガツンとした苦みがアクセントとなります。
リオペリパ

エクアドル産のリオ ペリ パ農園のカカオで作られたシングルオリジンショコラ。
柑橘やイチジクのようなフルーツ系の香り。
渋みも濃くショコラの中で現れます。

伝説のカカオであるベネズエラのチュアオ村のカカオを使用した1粒。
一瞬、深い焙抄を思わせるローストを感じ、プラムや桃をイメージさせる香り。
クヤグア
先ほどと同じくベネズエラ産で、地域は別でクヤグア村で採れたとされるカカオ。
ヘーゼルナッツを思わせる上品な香り。パッションフルーツを思わせるラストにかけてグングン力強くなる酸味。その中でもマイルドな表情も持ち合わせたショコラ。
キューバ
キューバ産のカカオが一番個性的です。
タバコやキノコ、草やウッディーなアロマ。ほのかな酸味。
5種類ともテクスチャーはしっかりとした固さですが、口どけはなめらか。
舌でガナッシュの重さを感じながら、カカオの産地が物凄い濃い凝縮感を感じることができるでしょう。。
皆さん良きチョコレートライフを〜
ブランド名 | ブノワニアン(BENOITNIHANT) |
公式ページ | http://www.benoitnihant.be |
商品名 | マダガスカル100% |
内容量 | 50g |
購入先 | 新宿伊勢丹バレンタイン2016 |
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