こんにちは!チョコレート探検家のチョコレートくん(@pyonkichi11011)です。
1884年から4世代続く老舗ブランド
「ショコラトリーモラン」から「ペルー チャンチャマイヨ100%」をご紹介します。
ペルーのカカオ農園と親交が深いモランは、ペルーだけでも8つの地域からシングルオリジンタブレットを作っています。その中でテイスティングを行い、個人的に一番驚いたのが「チャンチャマイヨ63%」。卓越した上質なアロマを放ちます。
あの小山進 氏もモランのチャンチャマイヨを気に入り、エスコヤマでオリジナルのタブレットに加工して販売されているほど。ただ、2つのチャンチャマイヨ63%は、モランのものとエスコヤマのものを比較すると風味のタイプが異なります。単純に市販のタブレットとクーベルによる油分の含有量の違いではなく、根本的にアロマのタイプが違う。カカオの収穫ロットによるものか、焙煎の違いによるものなのかは不明。
さて、今回はそのチャンチャマイヨのカカオマス100%バージョンのご紹介です。
油分の添加がないので、カカオ分100%ではなく、純粋なカカオを楽しめる”カカオマス100%”です。原材料表記を確認するとヒマワリレシチンすら含まれていない。
凄い!!
香りを嗅いだだけで清涼感のある青りんごのようなフレーバーが勢い良く誘ってくる。
序盤は青りんごやカボスのような夏を連想させる涼しげなアロマ。そこから、だんだんとキレのある酸味が現れ、ミントのような清涼感が鼻を抜ける。
テクスチャーに所々で粒子のざらつきを感じるが、とてもカカオマス100%とは思えないスムーズさ。
中盤は、熟した桃のような香りも現れます。終盤に感じる粘りのない納豆のようなニュアンスは、カカオの発酵プロセスで丁寧な仕事ぶりを象徴しているように感じました。重厚な苦みよりも香りと酸味が前面に出て比較的食べやすかったです。
苦みが強すぎるカカオ100%のカテゴリーは、一般的に受け入れられないマニアックな商品。味だけを評価のポイントに置くとすれば外れも多い。ただ、そのブランドが使っているカカオのレベルを垣間みることができる面白さがこのカテゴリーには詰まっています。また、当たりが少ないカカオ100%チョコレートからこそ、仮に本物と出会ったときに感動も大きいです。チャンチャマイヨにおいては、ポテンシャルの高さに惚れ、さらに好きになりました。
皆さん良きチョコレートライフを〜
ブランド名 | ショコラトリーモラン |
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公式ページ | http://chocolaterie-morin.com |
商品名 | ペルー チャンチャマイヨ100% |
価格 | 1944円(税込) |
内容量 | 100g |
購入先 | トモエサヴール |
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