こんにちは!チョコレート探検家のチョコレートくん(@pyonkichi11011)です。
イギリス東部 サフォーク州オフォード村にあるビーントゥバーブランド
「パンプストリートチョコレート」
ベーカリーショップでありながら、ビーントゥバーを手がけるユニークな業態のお店です。
今回は新作のホワイトチョコレートのご紹介。
チョコレートの中でもビーントゥバーを特に好んでテイスティングされる方ならこちらを無視出来ません。
なぜなら、未脱臭カカオバターを使用したことによる、白いのにカカオのフレーバーを感じるホワイトチョコレートだからです。
甘ったるいだけだというホワイトチョコレートの概念が覆ります。
マダガスカル44%ホワイト

まず、ホワイトチョコレートに使われるカカオバターが産地指定なのが珍しいと思いませんか。
フレーバーの個性が変わってくるから、どこのカカオバターを使うかも重要となります。
ちなみに、こちらはアケッソンズのマダガスカル農園のカカオ豆から搾油したカカオバターが使われています。
アケッソンズも、未脱臭カカオバター使用のホワイトチョコレートが既にラインナップにあり、発売当時一部のチョコレートのマニアに衝撃を与えました。
ホワイトチョコレートに、そこまで興味を持っていなかった方ですら可能性を感じていたのです。
何を隠そう僕もその一人。


せっかくなので、アケッソンズのホワイトチョコレートと比較しながらテイスティングしましょう。

パンプの方がカカオ分44%、アケッソンズの方は43%。
ホワイトチョコレートのカカオ分は、一般的に30%くらいが平均と言われています。
よって、双方ともにカカオバターの純度がかなり高いことが理解出来ます。
それにしても、同じ農園のカカオ豆から搾油したとは思えない程の色違いです。
一瞬、パンプの方は未脱臭ではないのかな?と思いましたが、香りを嗅ぐと爽やかなアロマがあって安心しました。
アケッソンズの方がアロマが強いことから、これは搾油時間が違うのでしょうか。
パンプストリートチョコレート

インパクトから爽やかなミルクの味わい。
溶け出すと未脱臭カカオバターと合わさり、徐々に上質な餡子を思わせるフレーバーが現れます。
餡子、まさかの和風のフレーバー。
口どけは引っかかりなく、なめらかです。
程よく甘さを持たせながらも、一般的なホワイトチョコのようなまったりした後残りがありません。
クリアな後味に好印象。
アケッソンズ

インパクトでは、発酵前のドリアンの香りや、てんぺのようなふっくらした豆の香り。
次第に酸味が出て爽やかな印象へシフトしていきます。
トンカ豆のバニラや杏仁に似た甘く芳しい香り。
そして、マンゴスチンのような甘さによったフルーティーさがずっと続きます。
まとめ
アケッソンズの方が、カカオの風味自体がパンプのものより強く出ています。
ただ、味の面では個人的にパンプの方が好みかな。
今回は、未脱臭カカオバターの面白さを再確認できました。
ホワイトチョコに興味なかったカカオ好きの方々が絶賛する理由がよくわかります。
ビーントゥバーによるホワイトチョコレートの可能性に今後注目です。
ブランド名 | パンプストリートチョコレート |
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公式ページ | http://www.pumpstreetbakery.com |
商品名 | マダガスカル44%ホワイト |
価格 | 2160円(税込) |
内容量 | 70g |
購入先 | トモエサヴール |