こんにちは!チョコレート探検家のチョコレートくん(@pyonkichi11011)です。
スペインのチョコレートブランド
「CACAO SAMPAKA/カカオサンパカ」といえば、レアルクリオロ種「ショコヌスコ」が有名ですね。
アステカ時代の王様モンテスマが、首都テノチティトラン(現:メキシコシティ)から遠く離れたソコヌスコの地で収穫されたカカオ豆をわざわざ取り寄せ、カカオドリンクにして愛飲したとされます。
その後、大航海時代にスペイン王室から「王家のもの=レアル」の称号が与えられ、300年ものあいだ門外不出として秘密が守られてきました。
ところが、ショコヌスコは、カカオの質より量が重用しされる歴史の中で一度絶滅して伝説となったのです。
そこで、動いたのがカカオサンパカ。
ソコヌスコの地の貧困問題を解決するプログラムの一貫として、レアルクリオロ ショコヌスコ復活の取り組みが行われました。
ショコヌスコが復活した現在では、年間200トン規模の生産量があるとのことです。
ショコヌスコ ライトロースト

カカオサンパカ丸の内店へ伺うと、ショコヌスコの2種類のタブレットがショーケースに並んでいました。
2種類の違いは、カカオ豆ライトローストで仕上げたものと、通常のローストのもの。
当然ながら、カカオ豆のロースト温度が違うだけで完成したチョコレートの味も異なります。
カカオサンパカさんほどのネームバリューあるブランドが、ロースト方法の違いで商品を打ち出したということは、日本の消費者のビーントゥバーの知識レベルが上がったと捉えて良いのかな。

カカオ分は70%。
ライトローストのショコヌスコをテイスティングするのは2年ぶりくらいです。
桃やアサイーの香り、その後を追いかけるように微かな酸味やローズマリーや牧草のようなハーヴィーな香りが追いかけます。
口どけも良いですね。
オイリーで最後まで舌に引っかからずなめらかに溶けてゆきます。
シルクのような消え方が贅沢の極みです。
クリアで甘みがある味わいが前半から終盤までずっと持続します。
優れたフレーバー、口どけを両方兼ね備えた完成度が高いビーントゥバーチョコレートです。
通常ローストのショコヌスコのフレーバーは、穏やかな感じがありました。
ライトローストの存在が、フレーバーを前面に活かすことも可能なポテンシャルが高いカカオだということを証明してくれています。
ブランド名 | CACAOSAMPAKA(カカオサンパカ) |
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公式ページ | http://www.cacaosampaka.jp |
商品名 | ショコヌスコ70% ライトロースト |
価格 | 2484円 |
内容量 | 50g |
購入先 | 丸の内店 |