こんにちは!チョコレートくん(@pyonkichi11011)です。
元エンジニアという異色の経歴を持つ、ベルギーのカカオ職人
「ブノワ・ニアン」
繊細、複雑なフレーバー、とにかくクオリティーが卓越しています。
個人的に好きなビーントゥバーブランドの1つです。
チョコレート関係のお友達にもファンが多くて話が弾みます。
Lajedo do Ouro Brésil Féves type Catongo

こちらはブノワニアン10周年を記念して作られたタブレットです。
チョコレートのご縁により、入手できた1枚。感謝致します。
ところで、タブレットの色をみて何か気づきませんか?
ミルクチョコレートのような色合いなのに、ミルクは入っておりません。
これでカカオ分74%のダークチョコレートなのです。
なぜなら、カカオポリフェノールが少ない白い突然変異種「ホワイトカカオ」を使用しているからです。
ブラジルでもホワイトカカオの遺伝子がいるのですね。
最近はどこのブランドもペルー産ピウラ地方のばかりだったので、ワクワクします。
このように初めての驚きや気づきをくれるのも大抵は自分が好きなブランドだったりします。

割ってみるとソフトな食感でした。
断面が凹凸しながら割れてますよね?
食べる前からオイリーで綺麗な口どけを想像させて期待値を上げてくれます。

インパクトではクリームに包まれたカシューナッツの香り。
いいですねぇ。ブノワニアン全てのラインナップに共通しているのは、このまろやかさです。
そして、口どけです。
オイリーなファーストタッチから一切引っ掛かりがない。
絹のようにスーッと流れるように溶けていきます。
ドライフィグの香り、プルーンのような酸が現れたら、カシューナッツの香りがさらに深くマカダミアのような香りに変化します。
ボディが複雑です。内容が詰まっていて一度では理解しきれない。何度もテイスティングして深く知りたい欲求が生まれます。
最後に、上質なチョコレートはアフター(飲み込んだ後)が違います!
レーズンを思わせる香りに、ミルキーさが増して上がって長時間続きます。
正直、ブラジル産カカオ豆に良いイメージがありませんでした。
それを払拭してくれるカカオ豆のポテンシャルとブノワニアンの製造スキル。
見事な1枚でした。ありがとうございます。
ブランド名 | BENOIT NIHANT(ブノワ・ニアン) |
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公式ページ | http://www.benoitnihant.be |
商品名 | Lajedo do Ouro Brésil Féves type Catongo |
内容量 | 60g |