虎ノ門ヒルズ『メメントモリ』カカオ・チョコレートのBAR

blank

虎ノ門ヒルズにある「メメントモリ」は、カカオとボタニカルをテーマにしたミクソロジーバーで、訪れる人々に独特で洗練された体験を提供しています。

blank

場所は虎ノ門ヒルズビジネスタワーの3階。虎ノ門横丁の賑わいから少し離れた場所にひっそりと佇んでいて、エントランスから一歩入ると、まるで森の中に迷い込んだような雰囲気が広がります。グリーンアーティストが手掛けた内装は、非日常的でありながらどこか温かみを感じさせ、カカオの研究をするバーテンダーの秘密基地のような世界観が素敵です。

blank

メメントモリの最大の特徴は、カカオを主役にした独創的なカクテル。たとえば、「カカオパルプフィズ」は、カカオの実を器にした見た目のインパクトに加え、上品な香りと甘酸っぱい味わいが楽しめる一品。

blank

味わいは、上品かつ複雑。カカオパルプ(カカオ豆を包む果肉部分)の自然な甘さとほのかな酸味がベースになっていて、そこにフィズらしい爽快感が加わります。一口飲むと、まずカカオのフルーティな香りが鼻を抜け、次に軽やかな泡が舌の上で弾ける感覚が楽しい。甘すぎず、アルコールの主張も強すぎないので、カクテル初心者でも飲みやすい仕上がりです。スピリッツが使われていますが、カカオの風味を引き立てる脇役に徹している印象で、バランスが絶妙です。

blank

アルコールが苦手な人でもノンアルコールで提供されるオプションがあるので、幅広い人が楽しめます。フルーツや花とカカオを組み合わせたメニューは、味のバランスが絶妙で、飲むたびに新しい発見があります。

blank

スイーツも見逃せません。季節のフルーツを使ったパフェ。以前いただいた「桃パフェ」は、丁寧にカットされた桃に、甘酸っぱいラズベリーのソルベ、ココナッツとクミンのソルベと底のリオレが相性抜群。ペアリングカクテルはカカオヴェスパーマティーニ。カカオの香りとジンのボタニカル香が秀逸。

blank

サービス面では、バーテンダーの知識とホスピタリティが光ります。カカオの産地や特徴について話してくれることもあり、飲み物一つ一つに込められたストーリーを感じられるのが嬉しいポイント。店内は落ち着いた雰囲気で、デートや友人との語らい、一人でのんびり過ごすのにもぴったりです。

blank
blank
blank
blank
blank

最後にサービスいただいたカカオティーに癒されました。

店名:メメントモリ
住所:東京都港区虎ノ門1-17-1 虎ノ門ヒルズ ビジネスタワー 3階
アクセス:東京メトロ日比谷線「虎ノ門ヒルズ」駅 直結/東京メトロ銀座線「虎ノ門」駅 徒歩5分
営業時間16時00分~23時00分(土・日曜・祝日は14~23時)/定休日は第2・4火曜