サロンデュショコラ「ル・スプートニク」ペルーへの旅。チョコの殻が割れると

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「ル・スプートニク (Le Sputnik)」は、東京・六本木のミシュラン一つ星フレンチレストランで、シェフの高橋雄二郎氏が率いるクリエイティブな料理が楽しめる場所です。店名が示す「旅の連れ」というコンセプトのもと、「サロン・デュ・ショコラ」では、カカオ産地への旅をテーマにした特別なアシェットデセール(皿盛りデザート)「ペルーへの旅」を提供されました。

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「ペルーへの旅」は、ペルーのカカオに焦点を当てた一品。このスイーツは、ペルーの豊かな自然や文化を表現しつつ、高橋シェフのフレンチの技術が融合したもの。卵の殻の割れた部分までディテールが細かくてしばらく見惚れてしまいます。

そして、ここからのパフォーマンスにワクワクします。

熱々のショコラショーと、ハレヤと呼ばれるカカオパルプとカカオハスクを煮詰めたソースをかけていきます。

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アマゾンカカオの深みのあるビターな風味が主役となりつつ、酸味や甘さのバランスが絶妙です。芳醇なラム酒が香るババや、キャラメリゼされたバナナを使ったアイスと相まっていきます。温かいチョコレートソースが冷たい要素と交わる瞬間が、味覚だけでなく五感全体を刺激します。

来年もジビエとカカオのパイ包みの後に一緒にいただきたいです。あとお店にも伺います。

サロン・デュ・ショコラ「ル・スプートニク」のパイ包み「ジビエとカカオ」
2015年オープン当初に伺った際のもの。

2024年に伺ったときのもの。