無印良品2025年10月新作チョコ「不揃いしみこみチョコ 温州みかん」と「ポムショコラ」は買い?

無印良品様から商品提供をいただきました。

10月の空気がふっと冷たくなると、無印良品のチョコ売り場が静かに色づき始めます。ここ数年、無印は「冬=チョコ」のイメージを少しずつ定着させてきましたが、2025年の新作はその流れを決定づける2品。「不揃いしみこみチョコ 温州みかん」と「ポムショコラ」。柑橘の軽やかな香りと、果実ショコラの濃密な余韻。対照的な2種は食べ比べすべき新商品です。

商品概要 ― 軽やか×濃密の2対構造

無印良品のチョコは、大きく「軽くつまめる系」と「濃厚なご褒美系」に分かれます。今回の2品はその象徴。温州みかんは“染み込ませるタイプ”のチョコで、不揃いシリーズらしいラフな形状。対してポムショコラは、ひと粒の中に甘みを凝縮した蜜漬けりんごを閉じ込めた“とろけるタイプ”。ラインナップの幅が一気に広がった印象です。

パッケージ ― 日常と小さな特別感

温州みかんはやわらかな橙色の袋で、軽快な印象。テーブルに置いてあっても違和感のない“日常のおやつ”の顔をしています。

一方、ポムショコラは深いブラウン。無印の中でも「これはご褒美枠です」と静かに語るような佇まいです。

開封の瞬間 ― 香りが語るキャラクター

袋を開けた瞬間、温州みかんは柑橘の揮発感が先に立ちます。まるでみかんの皮を爪で弾いたときのような、軽やかで甘酸っぱい香り。

それに対してポムショコラは、まずミルクチョコレートの甘い香りから始まり、焼きりんごのような香りがふわっと広がります。香りの順番だけで“どんな味か”が想像できるのが面白いところ。

実食レビュー ― 舌に乗せたときの時間で語る

温州みかんは、サクッという軽い歯ざわりとともにチョコが染み出します。しゅわ〜と溶けていく、爽やかな甘みが凝縮されていて温州みかん特有のやわらかな酸味が、後味にすっと残る。つまみやすく、気づけば手が止まらなくなる“危険な系統”です。

ポムショコラは対照的。外側のチョコがゆっくり崩れ、中からブランデーで香り漬けした柔らかいりんごが。甘さの中にわずかな酸味があり、余韻が長い。コーヒーや赤ワインと合わせたくなる大人のチョコという印象です。

温州みかんは日常、ポムショコラは気分転換

温州みかんは「仕事の合間にひとつ」、ポムショコラは「少し気持ちを整えたいときにひと粒」。用途がはっきり異なり、どちらも“常備したい”と思わせる完成度。無印はここ数年でチョコの表現の幅を広げてきましたが、2025年のこの2品は、その進化を象徴する存在に感じました。

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商品概要
メーカー:無印良品
商品名:不揃いしみこみチョコ 温州みかん 45g/ポムショコラ 5個入
参考価格:550円/590円