チョコじゃない食べるコーヒー「UCC YOINED」が進化！コロンビア産とグアテマラ産の豆で新発売！

UCC ヨインドとは？――“チョコ”ではなく“飲まないコーヒー”を食べる体験

UCCが提案する飲まないコーヒー「UCC YOINED（ヨインド）の2025年11月4日発売ロットを一足早く試食させていただきました。「今年どう変わった？」「飲まないコーヒーって実際どうなの？」と気になっている方向けのレポです。

2025年版YOINEDは、昨年の方向性はそのままに、香りの鮮度と後味の透明感が大きく向上しています。コーヒーを飲むのではなく“香りと余韻を食べる”タブレットとして、体験がより自然で完成度が上がった印象です。

商品概要｜UCC ヨインド（飲まないコーヒー）とは

UCC「YOINED（ヨインド）」は、コーヒー豆の香りと味わいを“食べて楽しむ”タブレット。チョコレートのように見えるものの、カカオ分は0％。つまりチョコレートではありません。

チョコレートはカカオ豆に砂糖を合わせてカカオの油分で固めます。それに対してYOINEDは、コーヒー粉末を植物性油脂で固めます。カカオを使っていない分、コーヒー豆の香りをダイレクトに楽しめます。

今年はコロンビアとグァテマラの2種アソート。開発説明では、昨年より豆のグレードを引き上げたと語られていました。品質そのものの底上げが感じられます。

パッケージ＆開封

パッケージは落ち着いたブラウンとミニマルなロゴ。上質で静かな存在感です。袋を開けると、甘さを帯びたロースト香と一緒に、果実のような香りがふっと立ち上がります。今年は香りの立ち方が特にクリア。タブレットは適度な厚み、手で折ると軽やかに割れる質感。コーヒーならではの質感で、指に油分はほとんど残りません。

実食レビュー｜飲まないコーヒーの味と余韻

舌に置くとゆっくり溶けていき、香り→酸味→コク→苦味→余韻と続く流れがはっきりあります。甘さは控えめでしつこさがありません。昨年のYOINEDは余韻の最後に焙煎の“熱感”が少し残る場面があり、そこが好みの分かれ目でした。今年は余韻のネガティブ要素が消え、香りだけがきれいに残ります。重さがなく、透明感のある余韻が最大の変化点です。

ロースト設計の変化（会場で確認）

2種類の味比較｜コロンビアとグァテマラ

発表会で担当者に“去年とローストを変えましたか？”と伺ったところ「浅めに調整し、香りを引き出し後味のロースト香の後残りを抑えた」との回答。豆のグレードも昨年より高く、説明通り味に現れています。余韻の美しさと香りのクリアさは、ロースト設計の変化が大きいでしょう。

コロンビア｜明るくフレッシュ、軽快な余韻

物凄い果実感。これ全部コーヒーの味わいと香りなのです。フルーティで軽やか。マンゴーやパッションフルーツを思わせる酸がきれいに立ち、甘さは控えめ。キレが良く、朝や仕事中に向くスタイル。手が止まらず、連食性が高いタイプ。

グァテマラ｜落ち着きと厚み、ゆっくり広がる余韻

丸みのある甘さから、柑橘やチェリー、ローストナッツのニュアンスがじわりと広がる。余韻は長く、夜にゆっくり味わいたい。コーヒー好きは深みのあるこちらが刺さる印象。

飲むコーヒーとの違い

飲むコーヒーの“香り→温度→苦味→余韻”とは異なり、YOINEDは“香り→口どけ→余韻”という構造。さらにドリップとは異なり、豆を丸ごと使っているので力強いコーヒーの味わいや香りが楽しめます。それなのに１枚で珈琲豆の含有量は40％。つまり３gほどのコーヒーしか使わないので胃に負担が少ない。

価格と満足度

今年は価格が上がりましたが、豆の品質向上とロースト改善により、完成度は明確に上昇。体験の価値として納得感があります。

結論｜2025年のUCC ヨインドは進化が明確

2025年版は、香りの立ち方・後味の整理・余韻の透明感が大きく向上。コーヒーの香りが好き、軽やかな後味を求める人におすすめです。コーヒータイムを拡張する新しい選択肢として、完成度がさらに上がっています。

購入を迷う方へ

コーヒーが好きで今すぐ味わいや香りを楽しみたいって方に最適。デスクワーク中、夜のリラックス時、集中の切り替えとして活躍します。口の中に残り続けるコーヒーの余韻が気分を上げてくれます。