ボンボンショコラとは?歴史・製法や種類・保管方法・食べ方

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こんにちは!チョコレートくん(@chocokuncom)です。

今回はチョコレート専門店の代表的な製品「ボンボンショコラ」についてお話します。

歴史から、製法や種類の違い、保管方法やおいしい食べ方など「ボンボンショコラ」の基本を3分ほどで理解できる内容となります。



ボンボンショコラとは?

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「ボンボンショコラ=お酒が入ったチョコレート」という認識の方が意外にも多いかもしれません。あれは、ボンボンショコラの1種「ウイスキーボンボン」のことです。

ボンボンショコラとは「一口サイズのチョコレート」という意味です。チョコレートのコーティングの中に、ガナッシュやプラリネやキャラメルなどの詰め物をしてます。表面から見ただけでは何が詰めてあるのか分からないため、パッケージの中に商品の説明書きが入ってます。

上の写真はパトリックロジェの”アマゾン“という名前のボンボンショコラ。ライムのキャラメルがスパッと駆け上がる美味しさです。

ボンボンショコラはいつから存在するの?

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ボンボンショコラは、1912年にベルギーの「ノイハウス」というチョコレートブランドが生み出しました。つまり、100年ちょっとしか歴史がない。

チョコレートやカカオの歴史は文明時代、3000年くらい前からあると言われているのにこれはある意味凄いこと。カカオは固形のチョコレートではなく、飲み物としての歴史が非常に長いのです。

製法の種類

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ボンボンショコラの作り方は主に3パターンあります。

製法(レシピ)の種類をご紹介します。

フォークを使う

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ご家庭で手作りチョコやる場合に最も取り入れられるやり方です。

あらかじめガナッシュ(生チョコ)を作ります。

このようなボンボンショコラ作り専用のフォークをご存知でしょうか?

こちらを使って、ガナッシュをチョコレートの中にくぐらせます。ボンボンショコラの上に1本、2本、3本のオシャレな線があるものはこちらのフォークを使ってます。

チョコレート専門店なら「ショコラティエ ミキ」がこの製法です。

ベルギー方式(モールドタイプ)

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ベルギーのボンボンショコラの特徴を挙げるなら2つ。

  • 貝やハートなどの形ものが多い。
  • チョコレートコーティングに厚みがある。

ベルギーの伝統的な製法としてモールド(チョコレートの型)が使われます。

手順は、まずモールドにチョコレートを流し込みます。モールドを逆さまにすると余分なチョコレートが落ちて、冷やすとコーティングが出来ます。センターにガナッシュなどの詰め物を中に流し込み、仕上げにチョコレートで蓋をする流れで製造します。

フォークを使う場合も、ベルギー方式もデメリットは大量生産できないことです。そのため、ベルギーのチョコレート専門店も徐々に、次の「フランス方式」を取り入れるブランドが増えてきています。

フランス方式(エンロバータイプ)

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ブルガリ イル・チョコラートのエンロバー。繁忙期は1時間で5000粒 製造することも。

エンロバーという機械を用います。ガナッシュやプラリネをセットすればレーンから流れていき、チョコレートのカーテンをくぐります。バイブレーション機能も付いているので余分なチョコレートが落ち、薄いコーティングに仕上げるのもお手の物です。

サロンデュショコラやバレンタインシーズンに世界各地のチョコレートブランドがやってきます。フランスブランドが多い理由の1つが大量生産可能だからです。

ボンボンショコラの代表的な種類

Yumiko SAIMURA Piccola Pasticceria

ボンボンショコラの代表的な種類をご紹介します。

ガナッシュ

ダヴィド・カピィのチョコレート

ガナッシュは生チョコのことです。ボンボンショコラで使う場合は、一般的な生チョコよりも柔らかい食感で仕上げます。

ひとことでガナッシュと言っても、フルーツやお酒など他の素材と合わせることで様々な表現ができます。それは、次のプラリネも同様です。

プラリネ

モリ・ヨシダのボンボンショコラ

ローストしたナッツ類に砂糖を和えてカラメル化したもの。粉砕、ペースト状にしてチョコレートをコーティングします。

チョコレート専門店のショーケースを覘くと、常時30種類以上ボンボンショコラを並べているところもあります。種類をカテゴリに分けてみると、その7割以上がガナッシュ、もしくはプラリネです。

マジパン

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ピスタチオのマジパン

マジパン(別名:パートダマンド)は、ナッツ類をローストせずにすりつぶし、砂糖を加えてペースト状にしたもの。

代表的なボンボンショコラの詰め物は、以上の3つとなります。

保管方法

ラメゾンデュショコラ

ボンボンショコラの最適な保管温度は、15℃〜20℃です。

20 ℃を超えるときのみ冷蔵庫で保管するようにしましょう。冬場は玄関など涼しい場所に置いておくだけで大丈夫です。

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マニアの方の中には、保管にワインセラーを使う方もいます。年中最適な温度で保管が出来て、取り出せてすぐに適温で食べることができるメリットがあります。(ちなみに私は使ってません。笑)

おいしい食べ方

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鮮度が命
先ほど保管方法についてご説明しといてアレですが、ボンボンショコラはできれば購入したその日のうちに食べることをオススメします。鮮度が命ですから。

温度
ショコラは口に含んで溶け出してから香りが広がります。20℃以上の室温でいただくのがベストです。冷蔵庫で保管してた場合は、20分室温に置いてからいただきましょう。

食べ方
ボンボンショコラを目で見てブルームがないかチェックしましょう。

問題なければ、半分齧ります。3回くらい咀嚼したら、飲み込まずにゆっくりと溶かしていき、味や香りの変化を楽しみます。また、食感はいかがでしょうか?ガナッシュはなめらかなものが正義。プラリネは、あえて粗くしてザクザク食感があるものも人気です。

高級なチョコレートは何がお得か?それは一粒で長時間、上質な味を楽しめるところです。良いボンボンショコラほど、全て溶け終わって飲み込んだ後も”心地よい余韻”が続きます。水を飲むのは余韻が完全に消えてからにしましょう。(口の中を冷やさないために水はぬるま湯がベスト!硬水よりも、硬度が低い軟水の方が香りが広がりやすくなるのでオススメです)

以上、ボンボンショコラを楽しむための基本的な内容でした。

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