『ル・ショコラ・ドゥ・アッシュ』麹みつを使った琉球をテーマにしたボンボンショコラ4種

辻口博啓 氏が手がけるチョコレート専門店
LE CHOCOLAT DE H (ル ショコラ ドゥ アッシュ）

今回ご紹介するボンボンショコラ「琉球」は、2023年にフランスのパリで開催された「サロン・デュ・ショコラ」のC.C.C.品評会において、最高評価となるゴールドタブレット（金賞）を受賞。

「琉球」というからには沖縄の食材がテーマ。「黒糖」「豆腐よう」「琉球紅茶」「島胡椒ハイビスカス」を組み合わせた４種のボンボンショコラ。そして、４種全てのボンボンショコラに、魚沼醸造株式会社が製造した、米糀から作られる発酵甘味料「糀みつ」が使われています。

糀みつとは？

甘酒のような味わい。しっかりした甘味なのに砂糖よりも糖質が30%もオフとのこと。未来の甘味料としてますます注目されそうです。

それぞれご紹介します。

黒糖

沖縄 波照間島産の黒糖を使用。ガナッシュラムと黒糖フォンダンの２層構造。

ラム酒の深みある大人の味わい。底に敷かれた黒糖のフォンダンがまるで焼き菓子を食べるているかのようなサクサク。そして甘みがグンと口の中で広がり、カカオとラム酒が強調されて芳醇な香りが鼻抜けします。

豆腐よう

ガナッシュ洋梨、ガナッシュ豆腐ようの２層構造。豆腐ようとは、沖縄豆腐を泡盛の入った塩麹に長時間漬け込んで発酵・熟成させた沖縄独自の食材。

不思議とガナッシュからゴルゴンゾーラの味わいを感じます。底にみずみずしい洋梨の甘みが重なる。

琉球紅茶

ガナッシュ琉球紅茶、メープルフォンダン、マカダミアナッツジャンドゥーヤの３層。紅茶の香りに包まれたと思ったら、時間差でマカダミアの香ばしい香りも押し寄せます。メープルフォンダンの結晶の甘みによって各々の食材の良さが主張してきます。まろやかでソフトな味わいが特徴の北谷の塩が良い仕事をしてくれる。

島胡椒ハイビスカス

ガナッシュハイビスカス、パート ド ジュレハイビスカス、ガナッシュ島胡椒の３層構造。ハイビスカスの香りとシナモンのバランスが最高。エレガントでかつスパイシー。

先日、銀座店で『琉球』が100箱限定で先行販売された。が即日で完売になったそうです。次回は2024年1月15日から、バレンタインシーズンに向けてルショコラドゥアッシュの各店で販売されます。買い逃した方は覚えておきましょう〜。