シャトレーゼ『甘夏ピールショコラ』

シャトレーゼの棚で控えめに存在している『甘夏ピールショコラ』。スティック状の甘夏ピールに、甘さを抑えたミルクチョコが薄くかけられたシンプルな菓子です。見た目は素朴ですが、香りや後味の整え方に“この価格帯では珍しいバランスの良さ”があります。ではレポします。

パッケージと見た目の特徴

箱は小ぶりで、甘夏の色を軽く添えた控えめなデザイン。覗き窓から細いスティックが複数入っているのがわかります。

開封!!

スティックは均一で、チョコの厚みもそろっており、光の反射が一定。薄いコーティングで仕上げていることが見た目からもわかります。

実食レビュー(味・構成・香りを観察)

構造はとても明確で、芯に甘夏ピール、その周囲を厚さを抑えたミルクチョコが包んでいます。このミルクチョコがポイントで、甘味は控えめ、だけど軽いビター感は残してある。チョコの甘さを大きく出さず、柑橘の香りと苦味が主役になる設計です。

甘夏ピールは、噛むと繊維が軽くほぐれ、果皮らしい苦味が柔らかく舌に残ります。甘みと酸味が程よく、ピールの持つフレッシュな苦味と香りが濁らずに伝わる構造。ピールそのものの良さで味を作っているタイプです。

もし一般的なミルクチョコの甘味だったなら、ピールの苦味が消え、香りも沈んでしまう。けれど、甘夏の苦味と穏やかな香りを崩さない“ぎりぎりの甘さ”に調整されているので、ピールの風味が中心に残ります。

ビターほど強くなく、ミルクほど甘くない中間地点のミルクチョコレート。この調整が甘夏の個性を自然に引き出している。

食べ終わったあと、舌に残るのはチョコの甘味ではなく、甘夏の香りと軽い苦味。ミルクチョコの油脂がほとんど残らないため、後味のキレは良い。余韻は10秒ほどで、香りが静かに消えていく。

まとめ

甘夏ピールショコラは、派手さのない菓子ですが、味の組み立てが整っています。薄いミルクチョコで甘夏の苦味と香りを包むことで、甘さに流されない“柑橘の良さ”がしっかり残る仕上がり。後味は軽く、香りの抜けもきれい。

ピールチョコが好きで、甘さ控えめの仕立てを探している人には特に向いています。1本の軽さ、余韻の短さ、苦味の柔らかさ。どれも日常の小さなおやつにちょうど良いバランスです。

ブランド名:シャトレーゼ
商品名:甘夏ピールショコラ
価格:486円(税込)
内容量:50g