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これが本物のカカオポッドです。
チョコレート探検家のチョコレートくんです。
前回は、カカオの模型についての記事を書かせて頂きました。っということで、今回の記事では本物のカカオポッドについて記事を書かせて頂きます。
写真は、通常のものよりも小さめのフォラステロ種のカカオポッドです。
カカオポッドの色は、こちらのオレンジ色のものもあれば、赤いものや、黄色いもの育ちます。模型のとおりですね。
カカオポッドを割ってみました!
なんかグロテスクですね(笑)
カカオ豆は、光沢のあるネバネバしたカカオパルプに包まれています。原産国では、カカオ豆をカカオパルプが包まれた状態のまま、バナナの葉を被せて数日間発酵させます。発酵させている最中の温度は最高で50℃くらいまで上昇して、温度帯によって様々な微生物の働きでチョコレートの味のベースが出来上がるわけです。
チョコレートは、納豆と同じ発酵食品なのです!
発酵させていないカカオ豆でチョコレートを作ってもチョコレートの味にはなりません。
上質なチョコレートには、カカオの発酵のプロセスがめちゃくちゃ大事なんですよ。
臭いを嗅いでみました
ネバネバしていて、臭そうなのでどんな臭いがするのが嗅いでみました。
無臭です!臭いが全くしません!
カカオポッド1つでカカオ豆は何粒入っているの?
カカオポッド1つで、だいたい30粒〜50粒のカカオ豆が入っています。
1粒あたりの大きさは?
パルプに包まれたカカオ豆の1粒あたりの大きさは、3cmくらいです。1粒あたりの大きさに関しては、あまり個体差はないかと思います。
カカオ豆の断面図
写真左の2つはカカオ豆を横に切った断面。右の2つは縦に切った断面です。
前回の模型の記事で説明しましたが、この紫色の部分がポリフェノールです。チョコレートの苦みになる成分ですね。
包丁で切った感触は思ったよりも柔らかかったです。この豆を原産国の農園で発酵させて乾燥させるとナッツのように固い豆になります。実際に日本に輸入させるカカオ豆は、発酵させてしっかりと乾燥(水分量8%以下)させられたものが入ってきます。
乾燥があまいと、船でコンテナで運ぶ際にカカオ豆が腐って商品価値が無くなってしまいますので、現地で厳しくチェックされています。
こちらは焙抄したカカオ豆です。
こちらは、現地で発酵、乾燥のプロセスを終えたカカオ豆です。1粒でだいたい1gくらい!
手網で1時間焙抄(ロースト)しました。けっこうしんどいです(笑)
こちらの豆の殻を剝き、細かくすり潰します。
カカオニブ(殻を取った豆のこと)を、ミルで熱が加わった状態で細かくすり潰すと、ドロッとした液状なものに変わります。
なんでカカオニブが液状のものに変わるのかというと。。。カカオ豆には、54%〜55%のカカオバターが含まれているからです!
ご家庭で、誰でもカカオ豆からチョコレートを作る方法や、手順はそのうち分かりやすく記事にします。カカオ豆に入手方法や、必要な道具とかも詳しく書きますので。
では皆さん良きチョコレートライフを〜
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