ミニマル 麻布台ヒルズ店の「カカオ・チョコレートのデザートコース」

チョコレート専門店Minimal(ミニマル)の 麻布台ヒルズ店で提供されている、カカオ・チョコレートのデザートコースを体験してきました。12月なのでクリスマスを意識した構成となります。

お皿に合わせてペアリングドリンクが付いてきます。アルコールとノンアルコールの選択可能。

まずはスパークリングワインから始まります。

ギモーヴ|チョコレートとカカオパルプ、2つの表現

最初に出てきたのは、チョコレートのギモーヴと、カカオパルプのギモーヴの2種。

チョコレートのギモーヴには、タンザニア産カカオを使用。口に入れた瞬間、りんごを思わせる果実感がふっと立ち上がり、ふわふわでしっとりした食感の中に、カカオニブのわずかな粒感が残ります。

一方のカカオパルプのギモーヴは、驚くほど瑞々しい。甘みはあるのに重さがなく、「同じカカオでも、ここまで表情が違うのか」と素直に感じさせてくれます。コースの入口として、とても分かりやすい一皿でした。

ホットチョコレート3種飲み比べ|産地でここまで違う

続いては、ガーナ・ペルー・ブラジルの3産地によるホットチョコレートの飲み比べ。


• ガーナ:王道のチョコレート感。安心感のあるコク
• ペルー:明るく軽やかで、後味がすっと切れる
• ブラジル:野生味のある、少し荒さを感じるワイルドさ

舌触りの違いを出したのもにミニマルらしさがあります。粘度や口の中での広がり方の異なりも楽しめました。

チョコレートシュトーレンのパフェ|あえて酒とスパイスを使わない

この日のコースで、特に印象に残ったのがチョコレートシュトーレンのパフェ。

通常のシュトーレンに欠かせないお酒やスパイスを、あえて使わず、シュトーレン“風”として再構築しています。

4種のフルーツと3種のチョコレートで作るガトーショコラを軸に、
• アプリコット
• クランベリー
• レーズン
• グリーンレーズン
• ピスタチオ

メープルアイス、ガーナ産カカオのチョコレートアイス、フレッシュフルーツ、ミルククッキーが重なります。

情報量は多いのに、味の軸がぶれない。
「チョコレートをどう主役に据えるか」がよく考えられたパフェだと感じました。

チキン×モレソース|カカオが料理になる瞬間

コース中盤で登場するのが、チキンにモレソースを合わせた一皿。

モレソースとはカカオをベースとしメキシコの伝統的ソースです。ミニマルではガーナ産カカオ、唐辛子、トマトソース、ピーナッツなどを組み合わせて仕上げています。

甘さや苦さを強調するのではなく、旨みとコクとして自然に存在しているのが印象的。「カカオはデザート専用じゃない」と、改めて実感させられました。添えられた蒸し野菜とも相性抜群です。

ラムレーズンチョコレートのカクテル|仕込みに4日間

箸休め的な存在でしょうか。チーズやサラミ、そしてラムレーズンチョコレートを使ったカクテルが出てきました。

カクテルは仕込みに4日間かかるそうです。ラムレーズンから取ったシロップに、ガーナ産ハイカカオチョコレートと6種のスパイスを合わせ、フィルターで丁寧に濾して仕上げるそうです。

甘さ、香り、余韻のバランスが良く、飲み物というよりデセールの一部という感覚に近い複雑な味わいがありました。

締めはデセール仕立てのオペラ

最後は、デセール仕立ての8層のオペラ。ここまでしっかりカカオを味わってきた後でも重すぎず、コース全体をきれいに着地させてくれます。

最後にお茶が提供されて終了です。

素晴らしい体験ができました。貴重な日本酒が出てきたり、ペアリングの完成度も高かったです。

デザートコースの魅力は作りたてを味わえるのももちろん、作り手との距離が近いことだと思います。作り手のプレゼンテーションは写真や文章だけでは伝わらない価値があります。

お店:Mimimal(ミニマル)麻布台ヒルズ店
コース内容:全8品(ドリンク付)
価格:7,900円(税込)
※季節ごとに内容が変わります
※ドリンクはアルコール・ノンアルコールを予約時に選択可能