Minimalがカカオハスクを使ったサステナブルな板チョコレートを発売

ビーントゥバー専門店Minimal（ミニマル）がサステナブルな板チョコレート『SEASONAL ホールビーンズ ガーナ 70％』を発売しました。チョコレートの製造工程で通常破棄するカカオハスク（カカオ豆の殻）を取り除かず、丸ごとそのまま使用してます。

Minimalとは？

カカオ豆からチョコレートを自社で製造するビーントゥバー専門店。カカオの粒子を粗くして仕上げたザクザク食感と風味豊かな味わいが特徴。2015年に富ヶ谷にオープンした際は板チョコレートのみを産地別で製造されてましたが、2017年くらいからお菓子の製造にも力を入れてます。

全４店舗はぞれぞれカテゴリが異なるのが特徴です。Mimimalの本質である板チョコレートに力を入れる「富ヶ谷本店」。本店からすぐ近くのガトーショコラ専門の「代々木上原店」。2023年9月にオープンしたパティシエのデザートを楽しめる「祖師ヶ谷大倉店」。2023年11月にオープンしたチョコレートと飲み物とのペアリングを楽しる「麻布台ヒルズ店」。

Minimal：SEASONAL ホールビーンズ ガーナ 70％

近年カカオハスクをアップサイクル注目が集まります。煮出してお茶にするカカオティーが有名ですが、その他にカカオビール、チュイールにして焼き上げてケーキのパーツにするなど様々なアイデアを見かけます。

ホールビーンズのままチョコレートに加工するのはシンプルを追求したミニマルらしいと思いました。

ミニマルの板チョコレートはモールドにオリジナリティーあります。割る場所によって様々なカタチで味わえます。

オリジナリティーは食感にもアリ。一般的なチョコレートはなめらかな食感ですが、ミニマルはザクザクした食感。あえてカカオの粒子が粗い状態で、チョコレートに仕上げます。カカオ本来の味わいや香りをダイレクトに楽しめます。

原材料はカカオ豆と砂糖のみ。今回はガーナ産カカオを使用。苦味にキレがあり、ナッツのような香りがストレートに広がります。そこに重なるように、カカオハスクの存在感も感じられます。カカオハスク自体もロースト香やナッツのような香りがあります。故に口の中で溶かしていくとカカオ豆とカカオハスクに一体感生まれます。今回ガーナ産カカオを選定した狙いがここにあるのでしょう。

口の中でザクザクカカオが弾けるたびに香りが強く広がります。深煎りのコーヒーと合わせても最高でした。