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こんにちは!チョコレートくん(@chocokuncom)です。
今回はローフードの理論を取り入れたチョコレート「ローチョコレート」について解説します。
ローチョコレートとは?
ローフードは食材に”熱を加ない“で調理する。
つまり、ローチョコレートとは「カカオ豆をローストせず非加熱で処理して作られたチョコレート」のことです。
ローチョコレートはなぜ熱を加ないのか?
チョコレートの原材料のカカオ豆には様々な健康効果があるとされるポリフェノールを豊富に含みます。しかし、ポリフェノールは熱に弱い特徴を持ちます。故にローストすると、ポリフェノールが失活し、栄養の一部が失われてしまいます。そこで、カカオ豆が持つ豊富な栄養素を効率的に摂取する目的で生み出されたのがローチョコレートです。主に健康意識が高い方が好んで購入されます。
ローチョコレートの味について
正直な話、味については好みが別れます。カカオ豆は本来、ローストして熱を加えることで1000種類以上あるとされる香味成分が生み出されます。熱を加えていないローチョコレートは、その分カカオ香りが弱くなります。また、苦味に重厚感があるのと、渋みが強いのが特徴です。
オススメのローチョコレート
味については好みが別れますが、生のカカオ豆だからこそ作れる味を最大限引き出したローチョコレートも存在します。そこで、私が個人的にオススメするローチョコレートブランドをご紹介します。
Antidote chcolate
オーストリア生まれのレッド R タルハマー氏が経営するAntidote chcolate(アンチドートチョコレート)。
その特徴はカカオ豆にあります。世界で僅か2%しか採れないとされるエクアドル固有の品種”アリバナシオナル種”のカカオ豆を使用。アリバナシオナル種のカカオ豆はバナナや花のような香りを持ちます。
また、製法が独自なのが、84%,77%のダークチョコレートの商品です。ローカカオ豆とロースト済みカカオ豆を50%ずつ組み合わせて作られます。要はローカカオ豆とローストカカオ豆の良いとこどりです。
Raaka chocolate
Raaka chocolate(ラーカチョコレート)はNY・ブルックリン発のローチョコレート専門ブランドです。
ラインナップの1つにバーボン樽で1ヶ月寝かせたカカオ豆を使用するなど、ユニークな発想を製法に取り入れるところが魅力。
PACARI
PACARI(パカリ)は、エクアドルでカカオの木を育てるところから、チョコレートを作られるTree to Barブランドです。
ラインナップにローストカカオ豆を使用したチョコレート、ローカカオ豆を使用したチョコレートの両方を手掛けているブランドは世界的に数少ない。健康的なメリットのためではなく、自分たちで育てたカカオ豆をシンプルに活かすという目的で、その結果生まれたのがPACARIのローチョコレートとのこと。ローチョコレートを実食すると雑味がなく、おいしさが追求されているなと納得します。
以上、ローチョコレートについての解説でした。実際に食べてみて、ご自身の舌に合うものが見つかれば、日常に取り入れていきたいですね。