板チョコはなぜ銀紙に包まれているのか?を解説しよう

イディリオ・オリジンズ

板チョコレートを銀紙で包み込む理由

こんにちは!チョコレートくん(@chocokuncom)です。

皆さん板チョコレートは大好きですか?
パッケージから取り出すと、銀紙(アルミホイル)に包まれた板チョコが出てくるのは鉄板なシーンです。ところで、なぜ板チョコは銀紙で包まれているのでしょうか?その理由を解説します。また、銀紙以外に透明フィルムで包み込むパターンも見かけます。そこについても解説します。




香りを保つため

チョコレートに鼻を近づけると甘くて美味しそうな香りを感じますね。香りを感じるということは、同時に板チョコから香りが逃げていくことを意味します。銀紙で包むことでカカオやミルクなどの素材の香りを逃さないようにします。

遮光するため

チョコレートは光に弱いです。長時間光に当たると品質が劣化したり、最悪はブルームが起きてしまいます。

チョコレートを溶けづらくするため

例えば、透明ビニールで板チョコを包み込んだ場合、10秒も指で触れれば体温が伝わって溶けてしまう恐れがあります。銀紙なら温度変化が緩やかなので、溶けてしまうリスクが軽減されます。

あと、よく言われている理由として「虫を寄せつけないようにする」をいうものがあります。しかし、板チョコを密封する手段は銀紙以外でも可能なことと、一度開封してしまったらチョコレートに限らず、どんな食品でも虫が寄ってくる可能性はあります。銀紙でなければならないという理由としてはちょっと弱いです。

次におまけの内容となります。銀紙に変わる板チョコを包む手段はいくつかあります。その中で最も多いのがこちら。

板チョコが透明なフィルムで包まれている場合も

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このような透明フィルムで包まれているパターンもあります。先ほど、挙げた「板チョコを銀紙で包み込む理由」の1と3は満たしてますが、2は満たしていないにもかかわらず、なぜ透明フィルムを使うお店があるのか?それはデメリットは承知の上で、銀紙にはないメリットがあるからです。

透明フィルムを使う理由

大手菓子メーカーによる板チョコは銀紙が鉄板なので、このパターンは主に洋菓子専門店やチョコレート専門店で見かけます。

見栄えがいい

板チョコの存在は華やかなボンボンショコラと比較すると地味です。透明フィルムで板チョコの中身を見せることで売上につなげます。

常時板チョコの状態を確認できる

これは透明フィルムのデメリットを少しだけ補う意味もあります。銀紙で包み込まれた状態であるチョコレートは商品棚に並べられる、もしくはお客さんが手にとる瞬間、品質に問題(温度変化で溶けてしまった、ブルームなど)があったとしても確認しようがありません。透明フィルムなら常時チョコレートがベストな状態か確認することが可能です。

板チョコの銀紙にまつわる秘密に触れました。次回、コンビニで板チョコを購入した際は記事の内容を思い浮かべながら開封してみてください。

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