わぁい、カカオだ(゚∀゚) pic.twitter.com/GTSgDuKd0S
— チョコレートくん (@pyonkichi11011) October 24, 2019
こんにちは!チョコレートくん(@chocokuncom)です。
皆さん、チョコレートの原料となる「カカオ」はどこで生育するのかご存知でしょうか?カカオ豆からチョコレートを作る「ビーントゥバー」の流行によって、「知ってるよ!」って方が増えたと思います。
日本の輸入第1位のガーナといったアフリカの諸国や、良質なカカオが採れるとされる中南米、東南アジアのカカオ生産量も年々増加しています(実は台湾でも採れるんですよ)。それらの国には共通点があります。一年中気温が高いのです。
ところが、チョコレート業界を驚かせたニュースが2016年に平塚製菓から発表された。
目次
東京産カカオを使ったチョコレート「TOKYO CACAO」
なんと国産カカオ、しかも「東京産」カカオを使ったチョコレートが平塚製菓から発表されたのです。日本では生育できないはずのカカオからチョコレートを作るなんて凄いことだと思いませんか?
しかも、プロジェクト自体は2003年からスタート。2003年といえば、日本のビーントゥバーブームよりもずっと昔どころか、高級チョコレートの市場が少しづつ認知されてきたかな?といった時代です。そんなときから、カカオに可能性を見出すとは目の付け所が素晴らしい。
実は国産カカオを使ったチョコレートを作る取り組みは様々なところで、行われてきました。しかし、商品を2万個まで量産が可能となったのは業界初です。
量産に行き着くまでの1番の挫折
量産化までにかかった時間は16年間。長いですね。
そこまでに行き着くまで様々な苦労があったそうです。1番の挫折は生のカカオから豆を取り出し、植えて、発芽した167本が全て枯れてしまったことだそうです。原因は不明。
2013年 カカオの実の収穫に成功
そこから小笠原 母島でマンゴーの栽培に成功した折田農園の協力があり、栽培計画を見直しプロジェクトを再びスタートしました。
まずは、カカオにとっての最適な土壌作り直すところから。本土からショベルカーなどの重機を輸送し、水はけが良い土壌に整えました。直射日光に弱いので可動式の屋根を整え、台風対策バッチリなハウスの中で。
試行錯誤を重ねながら、カカオは順調に育ち、2013年にカカオの実が初めて収穫できたのです。
2015年 チョコレートが完成!
2015年チョコレートがついに完成しました。
カカオからチョコレートになるまでの製造工程の説明を聞いて、流石だなと思ったのが、豆を発酵後、乾燥させる工程で2段階の温度設定で殺菌処理してるのですね。大手菓子メーカーだからこそできる、安全対策です。
TOKYO CACAOのチョコレート食べてみた
東京産カカオの味はいかに!ワクワクしますね。なんせ前例がないですから。
チョコレートの型は、和の伝統柄をモチーフに江戸切子のようなデザイン。
口に含むと、インパクトの段階でカカオの発酵臭、ビネガーのような酸味、お茶のような渋みがきます。すごくパワフルで目が覚める味です。味については、まだまだ課題がありそうです。故に、TOKYO CACAOは毎年ウォッチしていこうと思います。
酸味の質がベトナム産カカオ寄りだったので、豆はどこの産地のものを小笠原の土地に植えたのですか?と質問しようとしたら、他の方がカカオの品種の質問をされたときに、平塚社長から答えが出て解決しました。インドネシアでした。
原材料はカカオ豆、砂糖、乳化剤のみ。追油なしなのに、すごくなめらかな口どけです。流石は日本の菓子メーカー、仕事が丁寧です。
TOKYO CACAOどこで買えるの?
2019年10月24日〜30日まで渋谷ヒカリエのB2で購入できます。
もしくは、東京カカオのオンラインストア。
2万個限定です。
とても夢がある試み。チョコレート購入して応援しましょう。
メーカー名 | 平塚製菓 |
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公式ページ | http://www.hiratsuka-seika.co.jp/ |
商品名 | TOKYO CACAO |
価格 | 3240円 |
内容量 | 46g |