明治「The Chocolate(ザ・チョコレート)」4種

ザチョコレートこんにちは!チョコレート探検家のチョコレートくん(@pyonkichi11011)です。

明治「THE Chocolate/ザ・チョコレート」は、”Bean to Bar/ビーン トゥ バー”をテーマとしたチョコレートです。Bean to Barと呼ばれる製法は、カカオ豆の状態から板チョコレートになるまでの全ての工程を自社で行うこと。カカオ豆の選定からその豆のポテンシャルを製法でいかに引き出すか、お店ごとの独自のこだわりが詰まったカテゴリーです。スモールバッチで作られるクラフトチョコレート専門店の事を指すことが一般的で、大手菓子メーカーである明治がザ・チョコレートシリーズを2014年に始めたときは意外だと思いました。

そして、第三弾として登場した新作4種は、過去の商品を遥かに凌駕するクオリティーで驚きました。今思えば、過去のラインナップは、今回の4種を販売する上での布石だったのかもしれません。




パッケージが一新されました

ザチョコレートファーストインプレッションからBean to Barだと理解できるパッケージデザインです。

カカオポッドが描かれていることによって、豆にこだわっている印象を受けます。また、ベージュ基調は一見すると地味なのですが、明るめなカラーとポッドのメタリックでお菓子の棚に置かれていると目立ちますね。「シンプルなんだけど目立つ」今後、板チョコのパッケージデザインにも影響を与えるかと思います。

ザチョコレートパッケージのカカオポッド(実)のメタリック模様は、味の感じ方を表しているのでしょうか。

Comfort Bitter(ブルー)は、鋭利な模様が「シャープな苦みのイメージ」。
Elegant Bitter(オレンジ)は、カラーからフルーティーさをイメージでき、様々な角度で模様がぶつかり合ってるところが風味の多様性を想像させます。
Sunny Milk(パープル)は、円の模様が優しく広がっていくイメージ。そして、紫がドライフルーツを思わせる優しいフルーティーなカラー。
Velvet Milk(レッド)は、濃密=情熱=赤を思い起こさせます。折重なっているところが濃密さと旨味を連動させているような感じ。

あくまで私の想像にすぎなく、実際にデザイナーさんがどのような考えをもってパッケージデザインされたのかは分かりません。ただ、ここまで細部までこだわりがある明治さんの本気の商品、掘り下げて分析してみるのも面白いです。

ザチョコレート1箱に3枚入りです。

ザチョコレート板チョコの概念が覆る斬新な型ですね。アランデュカスや、ミニマルのように様々な形と模様を合わせたバーです。

ザチョコレートチョコレートは、型の厚みや、形状によってカカオの香りの広がり方が変わります。例えば、ギザギザブロックはカカオの香りが際立ち、ドームブロックは風味にとげがなくなるという具合です。

Comfort Bitter/コンフォートビター

ザチョコレートカカオ分70%でベネズエラ産中心にカカオを使用。力強いカカオ感と、程よい苦みとナッツのような香ばしさを出したのが特徴とのこと。

ブリュッセルで開催された国際コンクール「iTQi 2016」でアワードを獲得しています。

ザチョコレート

一口食べた瞬間に緩やかなビター感。程よい甘みとコクが上乗せされてほんのりマカダミアナッツとアーモンド。香りの変化は少なく均一型。そして口どけは良好で柔らかい苦みと余韻のあるアフター。ビターさが持続しながらも後残りが少ないバランスに優れたチョコレート。個人的にも4種類の中で一番の好みです。

Elegant Bitter/エレガントビター

ザチョコレートブラジル・トメアス産のカカオを中心に使用。華やかな果実味ということでフルーティー系の風味。

こちらは「iTQi 2016」だけでなく、ICA(インターナショナルチョコレートアワード)ダーク部門でアメリカ&アジアパシフィックブロンズ賞を受賞されています。いくらこだわっているとはいえ、50g 230円のチョコレートが味覚のプロが審査する国際的な品評会で1000円以上もする高級チョコレートと堂々と戦えているなんて明治さんの物凄い企業努力を感じます。

ザチョコレート

食前の時点でミルキーさの中に深みを感じ好印象。

含むとエバミルクのような酸味を感じつつ、口どけの中にカムカムに甘みを持たせたような酸味へ変化。苦みが口の中に広がりながら喉を通過した後にカシューナッツを思わせるアフターを感じます。酸の変化がユニークです。

Velvet Milk/ベルベットミルク

ザチョコレート近年のチョコレート市場では、カカオ分50%ラインのハイカカオミルクチョコレートが流行です。明治のザ・チョコレートシリーズで初となるミルクチョコレート。

ベネズエラ産カカオを中心に使用したミルクチョコレート。カカオ分49%。

ザチョコレートピーナッツバターのようなコクと旨味。そして味の質感がダイレクトに感じられ、さらにそこにクリーミーさとミルクの程よい香りを感じる。後味は爽やか。苦みとミルクのバランスが秀逸です。

Sunny Milk/サニーミルク

ザチョコレートブラジル・トメアス産のカカオを中心に使用。カカオ分54%。

ザチョコレート濃厚なミルク。爽やかな酸味。カカオがたっぷりと含まれていることによって甘さが抑えられています。

優しく旨味が広がりつつ、中心にはしっかりとコクがあります。
ザチョコレートカカオの特徴が分かりやすくBean to Barの入門としてオススメします。230円でこの品質はお得感があります。4種類を1度に購入してそれぞれの個性を感じ取ってみてください。

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商品名  THE Chocolate/ザ・チョコレート
メーカー  明治
価格 237円(税込)
内容量  50g
カロリー コンフォートビター306kcal/エレガントビター302kcal/ベルベットミルク300kcal/サニーミルク301kcal
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チョコレート専門店「Chocolat du Cima」

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